女子部 大学王座決定戦 二回戦 vs天理大学

 

早稲田スポーツ新聞会提供 記事 中村ちひろ、写真 大森葵)

 全日本大学王座決定戦(王座)2回戦。早大は昨年の同大会で初戦敗退を喫した天理大とのリベンジマッチに臨んだ。フィジカル面、技術面ともに格上。少ないチャンスの中でカウンターを狙っていきたいところだったが、相手の強いストロークとパス回しに圧倒され試合の主導権を握られ続ける展開に。下剋上を成し遂げることはできず、0-4で王座の幕は閉ざされた。

 試合開始直後、ボールは既にワセダゴールの手前まで運ばれていた。守護神・GK南有紗(スポ2=埼玉・飯能)を中心に必死の抵抗を見せる。しかし4分、一瞬の守備の隙も見逃さない天理大に先制点を献上。続く16分にも、相手にペナルティーコーナー(PC)を取られ2点目を決められた。中盤までなかなかボールを奪えなかった早大。だが徐々に相手のペースに慣れていき、さらなる追加点は与えない。何度もゴールに迫られるもここは意地を見せ、前半を2-0で折り返した。
 相手の猛攻撃は後半に入ってもとどまることはなかった。7分、またも奪われたPCで混戦を抜かれたボールは、ゴールに吸い込まれていく。15分には初のPCのチャンスが訪れるも、相手FB陣のカベは厚く、シュートを打たせてもらえず。それどころか一気にカウンターを仕掛けられ、追加点を許してしまった。2度目のPCではFB八木澤江里主将(スポ4=栃木・今市)が強烈な一振りで打ち込むも、相手GKの好セーブに阻まれる。ディフェンスに徹する時間が多い中、八木澤やMF小澤眞帆(教3=埼玉・飯能)がカウンターを試みるもなかなか仲間との連携が図れない。その後も天理大の魔の手が襲い続けるが、なんとか食らいつき試合終了。結果は0-4。昨年の雪辱を果たすことはできなかった。
 ワセダらしいプレーを――。この言葉を主将の八木澤は春のシーズンで何度も口にしてきた。今大会はそれが全くできなかったと振り返る。だがここまで春季関東学生リーグ戦、王座を戦ってきた彼女たちなら、これを実行するためにいま何が必要なのかをしっかり受け止めているはずだ。「ワセダはここでは止まらない」(八木澤)。ここから夏の厳しい練習を乗り越えていく若葉たち。秋シーズンには美しいエンジ色に染まり、真の実力を見せてくれるだろう。