男子部 早関交流戦

 

早稲田スポーツ新聞会提供 記事、写真 榎本透子 )

 全日本大学王座決定戦(王座)を前に、関西学院大を招いて早関交流戦が行われた。目標達成のために何かをつかみたい。ベスト4を目指す早大にとって関西の強豪との対戦は大きな意味を持つ。結果と内容、両方の面で成果を挙げるべく挑んだ今試合。激しい攻防が続いた前半を終え、後半開始直後に1点を先取する。しかし終わってみれば2失点。勝利とはならなかったものの、王座に向けての収穫を得た。

 試合開始早々、関西学院大の激しい攻撃に見舞われる。全員で守り切ったのち、グラウンドに響いた「慌てずやろう」の声。宮崎俊哉主将(スポ4=福井・丹生)の声掛けに選手たちが呼応した。13分にはMF倉田登志矢(スポ3=静岡・伊豆中央)がドリブルからゴール前にボールを運ぶ。タイミングが合わず決めきれなかったものの、早大が躍動を始めた。関西学院大の鋭いシュートをはじいたのはGK戸田翼(社4=滋賀・伊吹)。守護神はきょうも安定した守備を見せた。31分にはペナルティコーナー(PC)を許したが、ディフェンス陣が失点の危機から救う。拮抗(きっこう)した試合で、0-0のまま前半を折り返した。

 試合の均衡を破ったのは、早大だった。後半3分、FW関修平(商2=東京・早大学院)の一打で先制点を奪取。試合の流れを引き寄せた。リードを奪ったあとも守備を固め、有利に進む。しかし、相手も黙っていなかった。13分に隙を突かれ1点を返され、試合は振り出しに戻る。その後怒涛の反撃を浴びるがDF齊藤湧大(スポ1=栃木・今市)やDF是澤勇志(文3=東京・早大学院)の活躍により逆転を阻止。勝ち越し点を狙う両チームの攻防はより激しさを増す。だが、関西の強豪はやはり強豪だった。20分にPCを与えると、相手のシュートは守備陣の頭上を抜け、ネットを揺らす。試合をひっくり返されたものの巻き返しを図ることはできず、試合終了。1-2で敗戦を喫した。

 試合こそ黒星に甘んじたが、修正点がはっきりと分かった試合でもあった。失点シーンはともに宮崎主将を欠いている時間帯であり、「主将がいないとチームが機能しないのは弱点だ」(倉田)と語っている。また、王座ではつわものがひしめく関西で戦うチームとの対戦も予想される。ボディーコンタクトが強い関西のチームに備えた、効果的かつ実践的な練習にもなった。王座開幕まで残りわずか。夏の天理で快進撃を続けるため、早大ホッケーはきょうも成長を続けている。