男子部 関東学生秋季リーグ 法政大学戦

早稲田スポーツ新聞会提供 記事 安本捷人、写真 榎本透子 ) 

 無情なブザーの音と共に、関東王者への階段は崩れ落ちた。この日行われた秋季関東学生リーグ第2戦。早大は東伏見に昨季王者・法大を迎え撃った。同プールの東農大が3連勝でベスト4を決めており、残り1枠を争う2校の戦い。負ければ法大のベスト4、そして早大の5位以下が決定する大一番だった。早大は望みを繋ぐべく70分間走り続けた。しかし、試合終了のブザーが選手の表情にもたらしたのは歓喜ではなく悲嘆。0-3。王者は強かった。

 

 初めにチャンスをつかんだのは早大だった。前半4分、FW宮崎俊哉主将(スポ4=福井・丹生)が得意のドリブルで敵陣へ切れ込むと、最初のペナルティコーナー(PC)を獲得する。試合の流れを引き寄せる絶好機に観客も沸き立ったが、まさかのトラップミスで先制点を奪うことができない。一転、暗雲が立ち込めた。前半12分に均衡を破ったのは法大。1本のパスから瞬く間にシュートへ持ち込まれ、気がつけばボールはゴールの中へ。あっという間の先制点だった。その後も波に乗った法大の多彩な攻撃を前にしてリズムをつくることができず、自陣へ押し込まれる苦しい時間が続く。GK戸田翼(社4=滋賀・伊吹)の好セーブでいくつかの決定機をしのいだが、2点目は前半25分。放たれたシュートを戸田が弾き返すも、間を詰めた敵選手に押し込まれた。早大はその直後、宮崎主将のドリブルから再びPCを獲得する。しかしここでもトラップミスでチャンスをものにできない。引いた守りからカウンターを狙って攻め込もうとする形も見えたが、縦へのパスは次々と敵のスティックへ収まった。

 

 後半16分には右サイドから良い形で宮崎へボールが渡るも、決めきれず。それでも2点差なら、となんとかゴールを死守する早大守備陣。法大のPCの場面では、宮崎から戸田へ「止めてくれ」という声も飛んだ。フラストレーションが溜まる試合の中で、選手の気持ちが切れることはなかった。しかし後半26分、これが決定打だった。右サイドを突破され、最後は左からのシュート。ゴールを叩いた3点目は早大に重く、重くのしかかった。リミットが迫り、焦りも出る。結局、敵陣を崩すことは叶わずそのまま試合終了。目標としたベスト4が、露と消えた。

 

 4年生にとって最後の関東学生リーグは、開幕2連敗でベスト4を逃す結果となった。しかしこのあとも試合は続いていく。松本剛毅監督(平6卒)が「致命的」と評したPCでの2度のミス。豊かな個人技に対する守備陣の対応。課題を修正して、リーグ戦、インカレと勝利を重ねていくことができるか。最後に歓喜の笑顔を見せてくれると、そう信じている。