男子部 関東学生 秋季リーグ 東京大学

早稲田スポーツ新聞会より引用 記事 小出萌々香、写真 渡邉彩織)

関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)が開幕。早大は初日の第4試合に登場した。対戦相手は東大。第1クオーター(Q)、DF齊藤湧大副将(スポ4=栃木・今市)のアシストからFW村上和亮(政経2=東京・早大学院)が先制シュートを決めた。その後、DF中嶋鍊(スポ4=島根・横田)がペナルティーストローク(PS)とペナルティーコーナー(PC)で2得点、第4QにはFW平岩佑利(スポ1=奈良・天理)が追加点を獲得し、4-0で快勝。春季リーグに続き、初戦を白星で飾った。

 序盤から敵陣に攻め込み、先制のチャンスを作った早大。開始約9分、DF中嶋からFW今村光成(商4=東京・早大学院)、そしてMF大野誠弥主将(政経4=東京・早大学院)へとパスが繋がり、MF大野主将がそのまま一気にサークル近くまで駆け上がりDF齊藤副将にパス。DF齊藤が放ったシュートをさらにFW村上が押し込み、ゴールへと導いた。熟練した4年生の連係に加え2年生FWが絡んだ好プレーに、観客も盛り上がりを見せた。第1Q約10分には早大がPSを獲得。登場したのはDF中嶋。指の骨折が完治しておらず故障を抱えての出場となったが冷静にPSを決め、最大の好機を見事ものにした。第2Qに入り、追加点はならなかったものの攻撃の手を緩めず早大のペースをキープし続け、前半は東大に反撃の隙を与えなかった。

 

 試合後半は少しずつ相手に攻められる場面が見られるようになったが、それでも主導権を握っていたのは早大である。FW村上やMF大森悠人(政経2=東京・早大学院)が積極的にシュートを放つ中、第3Q終了間際にPCを獲得。ここでもDF中嶋がしっかりと決めきり、3-0に差を広げた。第4Qにも再びPCを獲得したが、ここは惜しくもゴールの枠を捉えられず。第4Q開始約7分にはFW平岩佑利(スポ1=奈良・天理)がサークルインし、ゴール直前から隙を狙ってシュート。さらなる追加点を決めた。試合終盤には相手が連続でPCを獲得したが、早大の守護神・GK山本健悟(社4=滋賀・伊吹)の好セーブにより失点を免れた。ラスト1分は自陣でのプレーが多くなったものの、MF山下翼(スポ3=滋賀・伊吹)らの巧みな技術によるディフェンスで相手の攻撃を阻止。無失点で試合を終えた。

 

 春季リーグ3位という目標を達成した早大。秋季リーグは優勝を目標として挑んでいく。頂点への道は決して易しいものではないが、まずは初戦、最後まで主導権を握り続けて勝利を掴み、幸先のよいスタートを切ることができた。この勢いのまま、上位リーグ、そして決勝進出を期待したい。